年末年始の年中行事と幼い頃の記憶

2023年も残すところあとわずか。

今年は色々と大きな変化のある年だった・・・。


私は、この時期になると、祖父や祖母のことを思い出す。

祖父や祖母が農家だったせいもあり、年中行事をしっかりおこなっていた記憶がある。

12月中旬になると、祖父や祖母をはじめ、家族一同で煤払すすはらをしていた。

やることとしては、神棚の掃除はもちろんのこと、家中の障子を張り替えたり、窓を拭いたり、竹ぼうきで掃いたり等・・・、いわゆる家中の大掃除だ。

私も小さいながらに一生懸命に手伝いをしていたと思う。

12月下旬には、門松やしめ縄、祖母お手製の鏡餅等、お正月飾りを置いたり、祖母や母は、おせち料理作りに忙しそうだった記憶がある。


私は、この時期の集落や家の雰囲気が好きだった。

冬の冷たい空気と煤払すすはら後の神聖な空気が相まって、独特の雰囲気になるところが特に。

今ではもう、そのような行事はしっかりとおこなわなくなってしまった。

家族の健康的な面の影響が大きいように思う。

そうなってから特に、とても貴重な経験をさせてもらっていたのだな、と思う。

親になった身としては、我が子にも、そのような雰囲気を経験してもらいたいと思うのだが、どうしたものか・・・。

古い記憶を辿りながら、また、祖父や祖母にやってもらったことを思い出しながら、見様見真似みようみまねでその行事をやってみようか。


最近、改めて神社に興味を持ってからというもの、このような過去の自分の記憶をよく思い出す。

形骸化した作法とかではなく、自分が実体験を通して感じた感覚や雰囲気を頼りに、生活を見直してみようかな。

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